2011.09.02 Friday | Category : IT・デジタル
■日本初!リアル「いいね!」を体験してきた
何かのニュースサイトを見ていたら気になった記事発見。
■日本初!リアル「いいね!」が体験できるらしい。
「いいね!」といえば、そう、あのFacebook。
Facebookと連動した初の企画だそうです。
今秋(10月頃)開業予定『ルミネ有楽町店』の仮囲いとして掲出される広告が、Facebookに連動したものであるということが、その記事には書かれていました。
8月21日(日)から、この企画は始まっているようです。
ということで、なんだかおもしろそうなのと「一体どうやってFacebookと連動するんだろう?」という興味があったので、実際に足を運んでみました。
(写真のネタになるかなぁと思って・・・)
■人通りはそれなりに
有楽町のその場所に20:00過ぎに到着しましたが、さすが有楽町。
人通りはそれなりにあるようです。
まずFacebookと連動しているかどうかの前に、仮囲いとして結構オシャレなので、それに目がいって立ち止まっている人(女性が大半)がとても多かったです。
自分は、この日、ちょうどスーツ姿で仕事の日だったのですが、さすがに、男一人、カメラを片手にこの仮囲いの前でひたすら写真を撮るということに抵抗感を感じ(カメラマン失格)、写真は数枚撮った程度。
あとは仮囲みに近寄って、疑問であったFacebookとの連動がどうなっているのかを検証してみました。
■近寄ってみるとこんな感じ。
ルミネ有楽町店オープンにあわせて、コンセプトである“Otona?”の世界観を表現するために世界中のファッショニスタから注目を浴びているアメリカ・ロサンゼルス在住の人気ファッションブロガー、RUMI NEELY(ルミ・ニーリー)さんを起用しているとのことで、撮影は実際に有楽町で行い、ルミネ有楽町店のスペシャルサイト&Facebook ページでも紹介される計20スタイルが仮囲みに登場しています。
その20スタイルそれぞれに「いいね!」ボタンがついていて、気に入ったスタイルの「いいね!」ボタンを押すと、カウンターの数字がアップするという仕組み。
「へー」と感心しながらみていましたが、ここで一つ疑問!!
■Facebookとはどうやって連動してるの?
たしかに「いいね!」ボタンを押せばカウンターはアップしている。
こんなシーンも頻繁に見かけました。
だけど、Facebookにログインする仕組みはないし、どうやってFacebook上の「いいね!」と連動させているんだろうか?
その他にも、
・Facebookがいつのまにか、APIでも作ったんだろうか?
・実名主義のFacebookが、不特定多数が「いいね!」できる機能を提供するのだろうか?
・この仮囲みの裏にPCとか設置されてるの?
・回線はどうなってる?
などなど、次から次へと疑問がわいてきます。
■結局のところ
Facebookとは連動していません。
いや、これを連動ということも言えなくはないです。
だけど、想像するに、仮囲みの「いいね!」ボタンのカウンターの数字がリモートで管理されていて、数字自体をFacebookや公式ページに反映させるのは、1日数回のシステムによるバッチ処理。
Facebookページ上やサイト上でのクリックは、その場でカウントアップされていく。
でもしかし、それは、Facebookの「いいね!」に連動はしておらず、独自の「いいね!」機能をFacebookページ上に創って、その数がアップしているだけ。
そのFacebookページはこちら。
http://www.facebook.com/lumine.yurakucho
■これを日本初と言うには無理があるのでは?
個人的にはそんな印象を持っています。
だって、Facebookの「いいね!」とは一切連動していないのだから・・・。
試みとしてはおもしろいなぁとは思います。
でも中途半端で、ちょっと残念。
なんかこう「すげー!」っていう感じがまったくない。
■システム的に言えば
カウントアッププログラムをFacebookページと公式ページ上につくっているだけ。
■ちょっとだけフォローしておくと
以下のページはなんだかよくわからないけどおもしろい。
ファッションのサイトだし、これぐらい作り込まれていると、滞在時間も長くなるし、ある程度楽しめる。
http://yurakuchootona.lumine.ne.jp/
ただ、気になったのはtwitterへ投稿できるボタンもサイト上についていますが、ツイートされている形跡がほとんどないこと。
そして「otona?」と検索しても公式ページがヒットしないこと。
サイトへの誘導を含め、口こみを狙うという観点からは、ちょっとパワー不足なのかもしれませんね。