2007年05月の記事 | 飛行機が好きな美濃焼エバンジェリストのBlog
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プロフィール

岐阜県出身。東京都在住。

ホンモノがホンモノとして伝わり続けるためのインフラを作りたいという思いを実現する事業を行いたいと考えている。(社名:リアルニーズ)

IT業界に身を置き、営業、SE、マーケティングを経験し、「技術のわかる営業」が自身の強みであり、プロジェクトマネジメントを強みとしている。
キャリアアンカーのタイプは幹事職人タイプ。

F1ファンでもあるので、いつかはF1GP全戦観戦を夢見ている。
また、飛行機がとっても好きで、ライセンスを取りたいと本気で思っている。

日本初の美濃焼エバンジェリストでもあり、岐阜県の地場産業である美濃焼を世界に広めるための活動も行っている。

ラム酒とシガーも大好き。


<お気に入りのキーワード>
JAZZ・F1・アメフト・飛行機・パイロット・コーヒー・焼酎・ラム酒・シガー・小曽根真・あぶない刑事・ドライブ・ツーリング・写真・人と話すこと・いろんな景色をみること・スキー

<好きな場所>
カフェ/川/ゲレンデ/空港/首都高/田舎/コックピット/BarLamp

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■チェンジリーダーになるために(第4回サムライ塾)  このエントリーを含むはてなブックマーク

異端である勇気を持つこと。
歴史観と世界観を持つこと。
Value=Delta。
リーダーというのは未来の仕事をする人。
クライシスカーブを常に考える。
継続は力なりを疑え。
VisionENGINEとは、Vision→Passion→Actionのサイクルである。


これらの言葉は、サムライ塾の中でどんどん出てくる言葉。
これほどまでに、いろいろな事が納得できて、考えさせられる勉強会を僕は他に知らない。明け方まで興奮が冷めやらなかった。

これぞまさしくホンモノであり、リアリティ。

こんな話を学生や社会人1年目ので聞けるなんて、CLAのメンバーは本当に恵まれていると思う。はっきり言ってうらやましい。

4回目を迎えた、CLAでクローズドで開催している元バドワイザージャパン社長の近藤さんによる勉強会。
勉強会の内容が濃すぎて、何をどうやって書いて良いのかわからなくなるほどだ。

近藤さんのすごさというのは、そのリアリティにある。

僕は、リアリティがない人の話にはホンモノを感じない。

「そうは言うけど、で、あなたはそれを経験したことあるの?」

という話が、世の中にあふれすぎているように思えて仕方がない。
(自分もその中に含まれることが多いのが悔しいけど、、、)

勉強会後に、一緒に参加しているMacさんのいう「かっこよさ」もリアリティですよね、と話しをしていたのですが、近藤さんの場合は、全てがご自分の経験をベースにして、本質を明快な「図」にして示してくださる。
だからカッコイイ。カッコイイということは僕の中ではホンモノ。

で、その「図」に、自分がこうじゃないかと思っている事や、自分の中のキーワードや問題意識を、PhotoShopでレイヤーを重ねるように重ね合わせていくと、自分の思いなどが綺麗に整理され、今後目指すべき方向を示してくれる「航海図」に早変わりする。

大切なことは、常に自分の頭で考えて、行動すること。
これから必要な人材(今の日本に足りない人材)は、チェンジリーダーである。


リーダーに求められる資質としては、

・明確なリーダーシップと説明責任(Open)
・明確な戦略(情報+思考の自立)(Innovative)
・迅速な行動(Speed)
・成功・失敗の評価から学ぶ(Flexible)
・主体能動(Proactive)


以上の5つが非常に大切になる。

だからこそ、
「明治・西欧に学べ 再び 和魂・洋才」
(漢字力があること、和魂が必要)

どれも不可欠。

マネージャとリーダーをよく混同しがちになるけれど、リーダーは異端児であり、革新力が必要であり、MakeDifferenceであること。

チェンジリーダーシップであり、イノベーターであり、クリエイターであること。

そんな人材に僕もなりたいと思う。

近藤さんに言って頂いた言葉で嬉しかったのは、
「水野さんの話が面白いのは、経歴だけみると左脳型の人間に見えるけど、右脳型でもあるよね。両方あるから面白い」という言葉。
前にキャリアアンカーを受けたときにはT字型人間という言葉で僕のことを表現してくれたのに似ている気がする。

それにしても、一体僕はどこに向かいたいのだろうか?

なんというかこう、あーもー、だからさ、なんというかね、、、

みたいな、

言葉ではうまく伝えられなくて、ジェスチャーだけが大きくなるみたいな感覚。

こんな状況になってくると、小手先のテクニカル系な事に目がいきがちだけど、そこをグッとこらえなきゃいけないなと思っている。

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美濃焼エバンジェリスト  at 17:10

■リアリティを持って伝えたい  このエントリーを含むはてなブックマーク

リアリティのある形で、美濃焼を伝えたい。

そんな思いの中で、いくつかやりたいことがあるわけですが、
先日お会いさせて頂いたG-UPの柴田社長から、メールをいただいた。
柴田さんが実際に実践された内容の報告サイトなのですが、これが、僕がやりたいなぁと思っていたことと、とても近い。

http://www.cec.or.jp/e2a/sangyou/h13/minouyaki/jirei-minouyaki.html

http://www.g-up.com/minoyaki/q1index.htm

ようするに、現場でしか伝わらないことを、現場で伝えたいということ。
現場で伝えることが難しければ、より現場に近い形で伝えたい。

変なツアーとか、観光客のために作られた場所を案内して、ニセモノを伝えるんじゃなく、まさにそこで行われていることを伝えるプログラム。

(海外旅行に行って、日本人ばかりがいる、ボッタクリおみやげ屋さんとかに連れて行かれるとむかつきませんか?本質的には、それと一緒だと思います。)

僕は何回か薪窯を経験したけど、あれほどリアリティのあるものはない。
火は生き物だということを、本当に見せつけられるほどの、あの圧倒感とスケール感。
こればかりは、絶対に現場で体験してみないとわかりません。
陶芸に興味がない人でも、薪窯を見たら、思わず無言になるほどのリアリティを感じると思います。

世の中には、薪窯をビジネスにしていて、観光客のために本来あるべき姿ではない窯を作ったり、見せ物的な環境を作ったりしている場所もある。
もちろん、そういう形で身近に、気軽に楽しんで頂ける環境を整備されている事に対して価値がないとは言わない。
だけど、せっかくなら、人生に一度でいいから、ホンモノを体験してもらいたい。

※CLAの皆さんには是非体験して頂く機会を作りたいので、よろしくお願いします(笑)

話は戻って、紹介したサイトは、学校の体験授業として行われていますが、柴田さんから伺ったお話で面白かったのは、この授業に関しては、いわゆる学校で問題児とされている生徒さんが、一番熱心に取り組んでいたというお話。

やっぱりホンモノというものに対して、子供は素直なんだと思う。

理屈じゃなくて、純粋に楽しくて、魅力を感じる事に対しては素直になれるんでしょうね。
それにも増して、先生達も一番楽しんでいたと聞きました。

地場産業が発展しない事を課題にしている地域が多いと聞きます。
僕が思うに、現地の人が、現場のことを知ろうとしない事に、その原因の一端があるのではないだろうかということ。

特に田舎にいると、都会や外の世界ばかりに目がいく時があります。
僕もそういう思いがあって東京に出てきたので、その気持ちはよくわかります。

美濃焼の産地には、専門の学校(たしか、短大と同等だったと思います)があります。
でも、その学校に入校してくる方の多くは、県外の方が大半で、しかもサラリーマンをやめるなどして、何かを掴みに来る方が多いのです。
そして、体験授業に協力してくださった講師の多くは、実は地場の出身者ではないと聞きました。

現場に一番近い人が、現場の事を語れないほど寂しく、悔しいことはありません。

これは何も、地域だけの問題じゃないと思います。

自分の会社の事を語れない社員。
日本のことをちゃんと紹介できない日本人。
自分の家族のことを語れない若者。

すべてに共通しているのだと思います。

一度外に出てみたからこそわかることや見えることもまたあります。
中にいるだけじゃ、見えないこと、わからないことがたくさんあります。

そういう人材を、快く受け入れてくれるような地域が、今後伸びていく地域の条件になるんじゃないかと思っています。

そのためにも、まずは僕自身がリアリティを持って伝えていくこと。

それを忘れないようにしたいと思います。

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美濃焼エバンジェリスト  at 18:02

■理想と現実のギャップを受け入れる  このエントリーを含むはてなブックマーク

自分の置かれている立場によって、成功の基準は変わる。

ビジネスとしての成功と、組織としての成功。
ビジネスマンとしての成功と、家庭人としての成功。
経営者としての成功と、個人としての成功。


当事者として動けば、必ずぶつかるこのジレンマ

土曜日に開催したCLAのセミナーを終えて、そんなことを考えるようになった。
また、考えるきっかけを与えてくれたのは、世間を騒がせているANAのシステムダウン。

ちなみに、ちょっとマニアックな事を書くと、ANAの当該システムは通称「able」
JALは「AXESS」
そんなこと知ってても何の得にもなりませんが、参考までに(笑)

話は戻って、今回のANAの件を僕の勝手な想像と、ニュース等から判断できる内容をベースに、僕の思いを伝える材料とさせていただきます。

プロとして、システムをダウンさせて多くの乗客に対して迷惑をかけたという点において、ANAには弁解の余地はないと僕は思う。
ANAがこの件をシステム会社だけの責任にしないことを願うばかりだ。

ただし、ANAが比較的早期に全便欠航を決めたという判断や、特にグランドスタッフの対応能力など、現場サイドとしては及第点を与えても良いのではないかと思われる状況も一方ではある(はず)。

この場合、お客さんに迷惑をかけているという点で、会社としては多くの反省材料があるわけだし、プロとしてはあってはならないことでもある。
でも、もう少しフォーカスポイントを絞ってみて、現場のスタッフの活躍という観点で考えてみると、システムダウンという、はっきり言ってグランドスタッフからしてみたら

「この日にシフトが入っているなんて、不運としか言いようがない」

という状況で、様々なイレギュラーな対応を、大混乱の中でなんとか乗り切ったという、ある意味で成功と呼んでも良い状況も生まれている。(あくまでも個人的な想像に基づく見解です)

会社としては大失態。だけど現場としては成功体験を持っている。

顧客からしてみたら、言葉は悪いですが、「ばかやろうー!ANA」なわけです。
だけど、ANAのスタッフとしては「お客さんからたくさん怒鳴られたけど、なんとか乗り切れたよね」なわけですよ。(あくまでも僕の仮定による想像です)

こんな状況になった時、マネジメントをする立場にある人間や、リーダーの立場にある人間は、きっと、反省点や後悔ばかりが目についてしまって、「そうはいっても成功してる所もあるよね」なんて、なかなか思えないのではないだろうか。

だけど、現場に目を向けると、「この状況でここまでやるなんてすごいじゃん!」という成功も生まれているわけです。
(何度も繰り返しますが、あくまでも僕の仮定です)

この状況で、リーダーや現場の人間は、どんな風に反省するか。

欠点に注目して、次回への改善点ばかりを指摘するのか。
それとも、良いところは良い、ダメなところはダメと、きちんと切り分けて指摘することができるか。
また、そうやって切り分けて反省できる、組織としての体制が整っているか。

案外こういう事って、今後を左右する大事なファクターになるような気がする。

外部的な成功と反省。
内部的な成功と反省。

ようは、現場というのは一言では片づかないということ。

その実体験を持っている人が、リーダーとしての素養を備えた人材であり、そういう実体験を持っている人こそが、真のリーダーになれるような気がする。

一見矛盾することを、どうやって整理して、まとめていくのか。

その過程で、組織としての成功と、現場や個人の成功をいかにして切り分けて考えることができるか。
そういう視点でのマネジメントやリーダーシップの重要性を、すごく考えさせられた。

理想が高ければ高いほど、理想と現実のギャップが目につく。

だからどうしたほうが良いという結論はまだ持てていませんが、もしかしたら永遠の課題なのかもしれません。

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美濃焼エバンジェリスト  at 20:57

■思いの伝え方って難しい  このエントリーを含むはてなブックマーク

今日のセミナーは、成功だったと思う。
そして、個人的にもCLAとしても、いろいろな意味で転機になるようなセミナーだったのではないかと思う。

セミナーに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
参加してくださった皆様にとって、何か一つでも「参加して良かった」と思っていただけるセミナーであったなら、本当に嬉しく思います。
プロとしては、まだまだ至らない点が多いこともありますが、そういう反省も含め、次回につなげていきたいと思います。

今回のセミナーは、ジャストレードの須子はるかさんをお迎えして、共感プレゼンをテーマにしたセミナー。

共感できるプレゼン、共感してもらえるプレゼンとはどういうプレゼンなのかということをセミナーで教えてもらいながら、ワークやエクササイズを含め、それを自分で感じることができるという、本当に価値あるセミナーでした。

プレゼンスキルというと、テクニックに走りがちですよね?
PPTの使い方とか、感動させるための話し方とか、質問への対応方法とか。。。

もちろんそういうスキルはテクニカルな事として無視できない内容ですが、そもそもプレゼンってなんだろう?ってことを、もう一度考え直してみる必要があります。

プレゼンって、自分が相手に伝えたいことがあるからするものですよね?
相手に自分の想いを伝える時の、一つの手法ですよね?
そして、当たり前の事ですが、相手に自分の伝えたいことをわかって欲しいと思いますよね?

だとしたら、自分が伝えたい事を一方的に伝えるのではなく、相手の立場に立つ事のほうが重要だということに気づくと思います。
「うまく伝えよう」とか「共感させてやろう」とかではなく、

・相手に聞いてもらいやすいように話す
・相手が理解してもらいやすいように内容を考える

というように、相手の事を考えること。
ようするに、自分中心じゃダメということですね。
(それを、須子さんは「自分矢印」という言葉で表現されています)

そしてもっと大事なことは、自分の「あり方」と「思い」。
それを一番感じさせてくれたのは「自分の転機を話す」というワークでした。

このセミナーを受けてみて、僕も今までたくさんプレゼンをしてきましたが、相手のことを考えるという気持ちが足りてなかったなと反省しました。

さて、須子さんのセミナー後は、CLA紹介ということで、僕が少し話をさせてもらった。

僕のCLAに対する思いを伝えたい一心でマイクの前に立ちました。
CLAとしては初めての試みでしたが、今後もこういう形で、メンターとリーダーの思いを伝える時間を作っていけたらいいなと思います。

ただ、悩みどころとしては、CLAの紹介があまり長くなってしまうのもよくないし、だけどCLAについて伝えたいというバランス。

これは僕の個人的な考えですが、CLAが最終的に目指しているところはセミナー運営のプロではないはず。(プロのセミナー運営はすべきだけど、セミナー運営のプロではないと思う)

もちろん、お金と時間を投資してくださるお客さんの為にプロとして最低限しなければいけないことはある。そういう観点での反省点もたくさんある。
だけど、CLAというコミュニティー自体が提供している価値ということを、もう少し伝えていってもいいような気がしている。
もちろん、伝え方として、スタッフが話をすることの可否とか、今の時間配分やスケジュールがベストかということは、充分に検討の余地がある。

伝え方とか伝わり方というのは、本当に奥が深いなと思う。
思いが強い分、いきすぎると一方的になる。
でも、思いが強くないと、伝えたいと思うことが伝わりにくい。
そのあたりのコントロールというか、バランスについて、特に考えさせられた。

お客さんからの感想で「会場に入った瞬間の雰囲気がとても良いですね」と言って頂いたと聞いた。正直、めちゃくちゃ嬉しい。
最高の成長体験を経験できる場がCLAであり、最高の成長体験を得たいと思っているメンバーがたくさんいる。

それを「雰囲気」として感じてもらえるというのは、本当に嬉しい。

セミナー後は、毎回毎回本当にいろいろな事を考えさせられる。
まだ自分の中で結論が出ない内容もたくさんある。
特に、メンターとしてのポジショニングについては、すごく悩んでいる。

だけど、今回もまた意識の高い多くの参加者の皆さんや、CLAのメンバーと一緒に、素晴らしい時間を過ごせたことが、本当に嬉しい。

ありがとう。


追記:

懇親会後のスタッフ反省会は、カラオケで。
まじめに反省会をした後は、大盛り上がりのカラオケ。
その後、なぜか神座でラーメンを食べ、深夜に帰宅。
メンバーの今までにみたことがない一面をそれぞれに発見できて、これもまた楽しかった。

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美濃焼エバンジェリスト  at 23:49

■感動するということ、言葉で表現しにくい事の価値  このエントリーを含むはてなブックマーク

「感動」をキーワードにしたビジネスやマーケティングが流行っている。
僕の中では、感動をキーワードにしたビジネスの先駆けだと思う人たちがいる。

その「この人」というのは、香取さんと加賀屋さん

ご存知の方も多いと思いますが、お二人は、ディズニーランドでの経験したことをベースに、セミナーやメルマガを通じて、接客で大切なこととか会社経営で大切な事を伝える活動を継続されている。

そして今日、このイベントに参加。

CLAなどで、セミナーを仕掛ける側を経験すると、セミナー準備の大変さとかがよくわかるので、少しでも役に立てたらいいなと思って、開演時間より前に会場入りしていろいろとお手伝い。

最近よく思うんですが、単純に参加者として参加するよりも、少しでも運営に関わった方が面白い。
仕掛ける側のほうが、勉強になることも多いし、喜びも大きい。
その分、辛いことや悩みも多くなることもまた事実ですが、辛いことや悩みを経験するからこそ、喜びもまた大きくなるはず。

今回のセミナーは、会場は60名を軽く超えるお客さんですぐに満席。
立ち見がでるほどの盛況。

それにしても香取さんと加賀屋さんのお話は、何度同じ話を聞いても、毎回涙が出そうになるほど感動する。
内容だけをみたら、ほとんど毎回同じ話なんですが、なぜか毎回毎回、違う気持ちで話を聞かせてもらうことができる。
そして、思いや目標を持ち続けて行動し続けることの大切さを思い出させてもらう。

行動が伴っているというのは、ホンモノかどうかを判断するときに、僕が大事にしている基準の一つ。
そして、セミナーなどでは、自分の考えの押しつけではなく、話を聞く人が自分の事として話をきけるかどうかというのも、ホンモノの基準の一つとして持っている。
(ようは、共感できるかどうかって事ですね)

久しぶりにお二人のお話を聞きましたが、お二人のお話は、数ある感動系のコンテンツの中でもホンモノだと僕は思います。

そして、このタミングでお二人のお話をあらためて聞くことができたのも、偶然ではないような気がしています。
諦めない事や、相手の立場に立つということの本当の意味を、とても考えさせられた。

そういえば、香取さんや加賀屋さんとの出会いは、今からちょうど7年ぐらい前。
そしてCLAというとても価値あるコミュニティへの関わりを薦めてくれた今井さんとの出会いも、今からちょうど7年ぐらい前。

7年前の出会いが、今も僕にいろいろな刺激を与えてくれている。
偶然の出会いだったかもしれないけれど、その出会いが今の自分にとって、とても大切な出会いになっている。人脈って、こういう事なんだな、きっと。

で、セミナー後は奥さんと二人で近くの鮨屋に。
なんとなく鮨が食べたい気分になったので、たまたま目に入ったお店に突入。
とびっきりうまいお店ではなかったけど、それなりに美味しく、「地元の鮨屋」って感じの雰囲気が気に入った。

雰囲気とかイメージとか、言葉ではうまく表現できない事への価値というものについても、最近よく考えさせられる。

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美濃焼エバンジェリスト  at 22:15

■ホンモノのかっこよさ  このエントリーを含むはてなブックマーク

小さなビジョンが小さな成功になり、小さな成功が、少し大きなビジョンになる。
少し大きなビジョンが、少し大きな成功になり、少し大きな成功が、やがて大きなビジョンになる。
そして、大きなビジョンが描けたとき、それが大きな成功につながる。

まさしくスパイラル。

小さな成功体験の積み重ねだと言う人も多い。
でも、これは僕の感覚だけど、積み重ねとスパイラルは、やっぱり違うと思う。
積み重ねよりスパイラル。

そのためには、まず自分のできることを、できる範囲でやり続けること。
当然、すべきことは全力でやること。
そうやって行動をし続けていると、やがて何かを感じるときが来る。

効率化とか省力化とかのキーワードが流行って、なんでもかんでも効率化や省力化すれば良いという風潮がある。
どこかの会社が「見える化」で成功すると、その本質を理解しないまま、表面だけ真似しだす会社が増えたりするし、僕自身も残念ながらそういう傾向にある。

暗黙知を形式知にすることが組織を強くすると言われ、そのためのいろいろなソリューションが多く提案されている。
たしかに、暗黙知が形式知になれば、売れないものが売れるようになるかもしれないし、新人教育を短期間に行うことができるかもしれない。

でも、それが本当に必要かどうか、自分たちで真剣に議論して考えている会社はどれだけあるだろうか?
「あの有名な会社が提案してくるソリューションだから、弊社にはそれが必要だ」と平気な顔をして言ってのける現場担当者が多い現実。

全てを形式知にすることが、本当に正しいこと?
暗黙知は伝えようとすると様々な困難にぶちあたる。
だったら、暗黙知を生み出す人を大事にするという方針もありなんじゃないだろうか。
ようするに、答えは一つじゃないということ。

機械にはできない職人の技がある。
なぜかいつも売れる営業マンがいる。

それらに共通することは何か?
「自分の頭で考えて、行動している」ということ。

僕の尊敬する多くの職人さんたちは、何度も何度もただ同じ事を繰り返しているわけではない。
職人を作業者のように思っている人も多いけど、職人はクリエイターでもあると僕は思っている。
自分の理想通りに仕上げるには、どうしたらいいかを考え続け、試行錯誤を繰り返している職人さんたち。

陶芸の面白さは、トライアンドエラーであり、なかなか自分の理想のものができあがらないことにあると言う人もいる。

常に自分の頭で考え、行動し続けることで、そこから何かが生まれる。

僕がホンモノの職人さんをカッコイイと感じるのは「自分の頭で考えているから」なんだなと気づいた。

スキルや人柄ももちろんだけど、自分の意見を持っている人とか、自分の軸を持っている人は、カッコイイし、憧れます。

そんな本当にカッコイイ人たちが、カッコイイ人たちとして、きちんと伝わり続けるようなインフラを作るために、僕ができることをやり続けていきたいなと思っている。

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美濃焼エバンジェリスト  at 19:35

■諦めないと決めた  このエントリーを含むはてなブックマーク

同じ思いを持つ人がいると思うと、元気が出てくる。

ついさっきまで、岐阜でソフトウェアの開発会社を経営しながら、美濃焼産業をもっとよくしたいと地道な活動をされているS社長にお会いしていた。
S社長をご紹介頂いたのは、G-netという岐阜で頑張っているNPO法人のTさん。
Tさんはじめ、G-netのみなさん、ありがとうございます。

S社長のお話をお伺いして、諦めないで自分のできることをやり続けようと決めた。
S社長のお話は、とても面白くて、まるでプロジェクトXのようなお話だった。

実はちょっとだけ、美濃焼に関する活動については「もう諦めたほうがいいんじゃないか」と思っていた。
「お金にならないから」という、めちゃくちゃ本質的ではない理由で。

お金になるとかならないとかの問題じゃなく、美濃焼に関わることはやり続けていくと、今日、決めた。

義務とかじゃなく、僕自身がやっぱりやりたいし、伝えたいから。

ようするに、僕自身の覚悟が中途半端だった。
だから、今の僕にできることを、できる範囲でやろうと思う。

今の僕ができることは、
一人でも多くの人に本物の美濃焼を見て、感じてもらうこと。
僕が持っている問題意識や、僕がこの人は本物だと思う職人さん達のことを、僕の言葉で伝え続けていくこと。
そして一日も早く、業界内でリーダーシップをとれるような人材になること。

それしかない。

S社長は、僕が具体的に「こんなことできたらいいな」とか「こういうこと面白いかも」と思っていたことを、既に実現されていた。
ということは、今までの僕の情熱や行動が足りなかったということになる。

S社長からは、地元でやった人にしかわからない苦労話や、意外なお話もたくさんお聞きできた。
僕が思いこみで「そんなのできないんじゃないだろうか?」と思っていた事が、実はできるということを知った。

S社長が既にいろいろなノウハウをお持ちなので、S社長にもお力をお借りして、構想段階にある企画を、一つずつ実行に移していきたい。

考えるだけで大変な事もたくさんある。
でも、やってみなければわからないことも、またたくさんある。

少なくとも、僕と同じような問題意識を持って、同じようなビジョンを持っている方が、地元で活躍されているという事実が、僕には何にも代え難いほど嬉しい。

一人だと、どうしても弱い。
だけど、同じ思いを持っている人がいることを知っているだけで、とても強くなれる。
同じ思いを持っている人との出会いは、僕を元気にしてくれる。

そんな風に決めた以上、報告したい人がいた。

今まで力を貸してくれて応援してくれている、安藤さんという職人さん。
しばらくご無沙汰していたし、全然話が前に進まないし、言ってることがコロコロ変わる僕に対して、もう見切りをつけられたかなと思ったけど、電話をして、「もう一回頑張りたいので話を聞いてもらえますか?」と言ったら「また話聞かせてよ」と言ってくれた。

本当にありがたい。
言ってることがコロコロ変わらないように、少しずつ形にしていきたいと思う。

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美濃焼エバンジェリスト  at 17:24