2007年06月の記事 | 飛行機が好きな美濃焼エバンジェリストのBlog
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プロフィール

岐阜県出身。東京都在住。

ホンモノがホンモノとして伝わり続けるためのインフラを作りたいという思いを実現する事業を行いたいと考えている。(社名:リアルニーズ)

IT業界に身を置き、営業、SE、マーケティングを経験し、「技術のわかる営業」が自身の強みであり、プロジェクトマネジメントを強みとしている。
キャリアアンカーのタイプは幹事職人タイプ。

F1ファンでもあるので、いつかはF1GP全戦観戦を夢見ている。
また、飛行機がとっても好きで、ライセンスを取りたいと本気で思っている。

日本初の美濃焼エバンジェリストでもあり、岐阜県の地場産業である美濃焼を世界に広めるための活動も行っている。

ラム酒とシガーも大好き。


<お気に入りのキーワード>
JAZZ・F1・アメフト・飛行機・パイロット・コーヒー・焼酎・ラム酒・シガー・小曽根真・あぶない刑事・ドライブ・ツーリング・写真・人と話すこと・いろんな景色をみること・スキー

<好きな場所>
カフェ/川/ゲレンデ/空港/首都高/田舎/コックピット/BarLamp

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■必要経費?  このエントリーを含むはてなブックマーク

容疑者護送のシーンを初めてリアルで目にした。しかも新幹線を使った護送。

11:00頃東京駅初の新幹線に乗って、大阪出張。
目的地は新大阪駅。
時間が遅いこともあって、いつものような出張パーソン達の混雑に巻き込まれず、ゆったりと移動。

新幹線が京都駅に着き、乗客がぞろぞろと入ってきた。

何か感じるものがあり、ふと目をその乗客に向けてみると、なんと「腰縄」をつけている。あら、護送?と直感的に思った。

護送される人、一人に対して、警護担当が3名のようだった。

護送される人が、トイレに立つと、まずは警備担当Aが最初にトイレの中を確認、そして護送される人がトイレで用を足す。
その間、警備担当Bは、トイレの前で目を光らせる。
そしてトイレから出てきたら、すかさず警備担当Aがトイレの中を確認している。
その後、合図と共に警備担当Cが座席までの安全確保を行いつつ、護送される人を警備担当Aが席まで誘導する。

そんなように見えた。

不謹慎とは思いつつ、こういうシーンってなんとなく見入ってしまうんですよね。

そんな中、容疑者(または犯人)を護送するには、すごくコストがかかるんだなぁと思わず考えてしまう。

ということは、犯罪が減れば、国としての必要経費も減るんだろうか。

最近は犯罪が多くなってきて治安が悪くなっていると聞く。
今日目にしたような、普通では考えもしないシーンに出くわすと、そこにかかるコストについても、たまには意識してみることも必要なのではないかと思った瞬間だった。

全てが経済指標で考えればいいという問題ではないけれど、こういうところでコストが減って、教育とかにその分のコストを回すことができるようになれば、日本という国は、もっと好循環するんじゃないかな、なんて、理想論を考えてみたりした。

実際のところは、こういう警備にかかるコストというのは、どんな感じなんでしょうか。

結構気になります。

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美濃焼エバンジェリスト  at 22:53

■地域資源プロデュース(2) 〜自分のポジショニング〜  このエントリーを含むはてなブックマーク

さて、続きです。
地域資源プロデュースというイベントに主催者側として参加させていただいた中で、前回のエントリーではアイデアの生まれ方に注目してみた。
このエントリーでは、他人からの評価の受け入れ方について書いてみたい。

ごく一般的に考えてみるとメーカーは、自分たちが創った物がどこで売られ、いくらで売られ、どんな人たちに買ってもらっているのかを知っているように思える。

だがしかし、美濃焼という業界は作り手が自分の作った作品が、どこで、いくらで、どうやって売られているのかを全く知らないことが多い。
プロダクトアウトの発想で「いいものを作れば売れるはず」という思いが、やはりまだ強いし、そういう情報を得られるインフラが、なかなか整っていないようだ。

今回ワークショップをやってみて思ったのだが、「人の評価を聞く」というのは、本当に怖い。
僕自身が良いと思っているものや「素晴らしいなぁ」と思っている商品に対して、賛同してくれる人もいるだろうし、まったく賛同してくれない人もいる。
批判されるかもしれないし、めちゃくちゃダメ出しされることもあると思うと、そんな話はできれば聞きたくないと思ってしまう。

でも、その恐怖心というか、変なエゴ(?)を乗り越えて、「人からの評価を素直に受け入れる」ということをすれば、きっと素晴らしい商品になるだろうと思って、イベント前は、ある意味必死でその恐怖心と戦っていた。

考えてみると、自分が自信を持って生み出したものほど、他人からの評価を受け入れにくくなる。
自分に自信がある時って、他人からの評価をあまり聞けなくなったりしませんか?

それと同じような事なんだと思います。

そういう意味では、他人からの評価を積極的に受け入れられるという土台を持っている人は、何をやっても強い。特に職人さんがその素養を備えていたら、とても強力な職人さんになると思う。

だけどやっぱり、作り手が消費者からの意見をダイレクトに聞くのは、いろいろな意味で弊害が出てくる気がする。ダイレクトに伝わりすぎても、それがかえって逆効果になってしまう。

だからこそ、僕のようなポジションが必要で、消費者と作り手の間に立って、「消費者が求めている事」を掴み、そして「作り手の思い」を発信していくことを実働部隊として行っていくことは、価値があることなんじゃないかと、あらためて実感できた。

そして、いただいたフィードバックを、その職人さんが受け入れやすいように伝えることで、さらに職人さんの強みが活かせるような商品開発の支援になればいいと思うし、逆に職人さんの思いを伝えることによって、営業支援的な活動につながっていけばいいんだろうなと思う。

何度も書いていることだけど、やっぱり何事も「現場」が大事。
今回のように、多くの方とリアルで接することで、見えなかったことが見えてくるようになるし、自分の経験値もどんどん上がっていく。

頭で考えているだけじゃなくて、とにかく何かやってみるということは、やっぱり重要なんだと思います。

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美濃焼エバンジェリスト  at 22:35

■地域資源プロデュース(1) イベントに参加してみて  このエントリーを含むはてなブックマーク

一つのジャンルを徹底的に追求することはとても大切だけど、それだけになってしまわないように、常にアンテナを立てて、新しいもの、未知のものに触れていく事がとても大切だと感じた。

G-netの秋元さんと細貝さんにお声がけいただいて、地域資源プロデュースワークショップを開催。

美濃焼という、技術力はとても高いのにブランド力が弱く、その上マーケティングが苦手ということで、なかなか世の中に伝わりにくい地域産業を題材に、大学生と若手社会人に「美濃焼プロモーションアイデア」をワークショップという形で考えてもらおうという試み。
アイデアを考えていく過程で、美濃焼産業の現実とか、職人さんの技術力の高さに触れて頂こうという企画でもある。
そして学生には、マーケティングという仕事の一端に触れて頂くことで、就職活動にも役立ててもらいたいという、参加者みんなにとって価値のあるワークショップにしたいと思って開催した。

最初に、「虹彩結晶」という新しい釉薬を利用した器と、「窯変結晶」という職人さんの技術力の結集ともいうべき器をみなさんに見て頂いて、率直な感想をいただいた。

焼き物というのは、実用品でもあり趣向品でもあるため、やはり人それぞれ好みがわかれるし、価値と価格の乖離がとても大きくて、予想通りとはいえ、あらためて美濃焼をプロデュースすることの難しさを実感。

その後、6人でチームになってもらい、実際に自分が商品企画マネージャやマーケティングマネージャの立場に立って、その美濃焼をどのように拡販していくかのアイデアを話し合ってもらった。

そしてチームごとにそのアイデアを発表していただいたのだが、これがまた本当に面白い。

そもそも、「美濃焼」に全く興味がない人もたくさん参加されているし、半ば強制的に興味のないものを売ってくれと言われているわけで(笑)良い意味で真剣に考えすぎていない事が、面白いアイデアが生まれるきっかけになったんじゃないかと思う。

ここで一つ気づいたこととしては、

「マニアック」×「マニアック」=「ニッチ」という方程式はある意味当たり前だけど、
「マニアック」×「マニアック」=「イノベーション」だったり、
「マニアック」×「マニアック」=「マス」になるということもあるということ。

G-netの秋元さんもワークショップ後におっしゃっていましたが、今の世の中で、新しいアイデアと言っても、ゼロからイチを生み出すことは珍しく、むしろ、既にあるもののかけ算で生まれることのほうが多い。

かけ算をいかに多くできるかということと、かけ算に使う要素がいくつ増やせるかということが、アイデア発想の大きなポイントにもなってくる。

そうそう、「落語×会計士」なんていうのは、まさにその典型例だと思う。

アイデア以外にも「販売チャネル」についても、たくさんのアイデアをいただいたのだが、次のエントリーとして書きたいと思う。

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美濃焼エバンジェリスト  at 22:34

■誰かの役に立つという実感  このエントリーを含むはてなブックマーク

自分のやっていることが、誰かの役に立っているという実感を得られるのは、何にも代え難いほど嬉しいものだ。

先週に引き続き、キャリアアンカーセミナーのトレーナーとして参加。
今回は、司会進行という役割も担うことになり、ちょっと緊張。

あ、でも、こういう一歩引いたところにいるけど、当事者ですよ〜みたいなポジションは結構好きかも(笑)

前にも書いたことがあると思うけど、キャリアアンカーの肝は、アンカーを特定するそのプロセスにあり、他人からの評価を積極的に受け入れるという事こそが、重要なポイントになる。

もちろん自分の想いも大事だし、自分が思う自分も大事。
だけど一方で、他人からの評価を積極的に取り入れた方が、より自分が明確になる。

だから、トレーナーの役割というのは、本当に重要だと僕は思っている。
トレーナーの質が悪ければ、このセミナーの質は担保されない。

セミナー終了後の懇親会で「このセミナーは安すぎる。もっと高くしてもいいのでは?」という意見をたくさんいただけたことは、とても嬉しい。

なんて、偉そうに書いていますが、僕がキャリアアンカーというものに出会ってからまだ半年ぐらいしか経っていない。
それ以前に、多くの関係者の方が築き上げてきたものがあるからこそ、今があるんだなと思う。
単発で終わることなく、平均して毎月1回(今回で合計14回)定期的に開催してきたという実績も、本当に素晴らしい。
成長しながら継続していく事って、とてもパワーが必要だし、地道な努力も必要とされるから。。。

そういう関係者の努力を無駄にしないためにも、後から関わらせて頂いている立場としては、より責任感を持って、ドライブしていかないといけないなと思っています。

このセミナーにトレーナーとして参加して本当に良かったと思うのは、同じグループになった受講者の方から「ありがとうございました」って言って頂けること。
それが本当に嬉しくて、「あー、まだまだ充分とは言えないこともあるけれど、役に立てて良かったなぁ」と思うわけです。

やっぱり人間、誰かの役に立っている実感を得るというのは大事だし、誰かの役に立てるような価値を提供し続けることができる人間であり続けたいと思います。

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美濃焼エバンジェリスト  at 22:32

■バーベキューと綱引きの不思議な関係  このエントリーを含むはてなブックマーク

とある異業種交流会のバーベキュー大会があるというので、妻と二人で参加。
たくさん食べて、たくさん動いて、たくさん他人の子供の面倒をみて(笑)
楽しかったです。

ということで、最近文字ばかりのBlogなので久々にプライベートモードで写真をいくつか。



こんなに天気が良い日になって、本当に良かった。
(注)この写真は別の日に撮影しましたが、こんな感じの日でした。

">

で、公園でこんな感じでバーベキュー。

本当に天気が良くて、めちゃくちゃ日焼けしました。

で、タイトルですが、このバーベキュー大会の中のサプライズイベント(?)として、即席チーム対抗の綱引き大会が行われました。

っていうか、綱引きやろうと思う発想に脱帽。
ついでに、綱引き用の綱をレンタルしちゃっているところにもう一回脱帽。

他のエリアでバーベキューをしていたグループから、最初は変な目で見られていましたが、いい大人が、あまりにも真剣に綱引きをしているので、最後のほうは応援とかしてくれてたみたいです。
綱引きが意外と盛り上がり、なんだかよくわかりませんが楽しい1日でした。

帰宅後は疲れ切って昼寝(笑)

やっぱり天気の良い日は外に出て太陽を浴びないとダメですね。

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美濃焼エバンジェリスト  at 19:20

■人の役に立つということ  このエントリーを含むはてなブックマーク

今回からトレーナーとして参加させて頂くことになった「キャリアアンカーセミナー」

僕自身がこのキャリアアンカーという考え方と、それをベースにしたセミナーに参加した事で、自分が大きく成長したことを感じている。

(参考エントリー)
組織人を探せ

キャッチャーのように生きる

だからこそ、迷っていたり、困っていたり、単純に興味がある人でもいいけれど、そういう人たちが、自分のアンカーが特定できるようなお手伝いができたらいいなと思っている。(キャリアアンカーについては、また別途詳細を書きたいと思います)

そして、初めてのトレーナー経験。

キャリアトレーニングスクールが開催するキャリアアンカーセミナーは、単なる診断プログラムを提供しているのではなく、特徴は「インタラクティブ性」と「客観性」

そう、あの「ジョハリの窓」を実体験できる場と言い換えることもできます。

そのために、自己診断以上に重要視するのは「インタビュー」です。
その日に初めて出会う人に、自分の今までの人生の転機を語るという、ちょっと恥ずかしい(笑)ワークショップですが、実はこのインタビューが、すごくいいんです。
(なぜ良いのかは、スペースの都合上割愛します(笑))

そのインタビューをスムーズに進めて、そして参加してくださった方のアンカーを「プロの視点」から特定するためのサポートをするのが、「トレーナー」の役割です。

前置きが長くなりましたが、トレーナーという役割を経験して思ったことは、「誰かの役に立っている実感を得られるというのは、何にも代え難いほど嬉しい」ということです。

誰しも、他の誰かから感謝されたり、役に立った実感があると嬉しいものだと思いますが、キャリアアンカーの場合は、それが顕著に実感できるような気がしています。

例えば。

今回のセミナーに、Kさんという方がいらっしゃいました。
失礼ながら、朝初めてお会いしたときは、少し暗い感じの方で、今の自分の環境や仕事にとても迷いを感じていらっしゃる方でした。

「Kさんのトレーナーになったら、少し大変かもしれない。僕で役に立てるのだろうか」と本当は少し不安だった。

でも、僕がトレーナーの立場としてできることは、とにかくKさんの思いやご経歴をきちんとお聞きして、一切の否定をせず、でも客観的に僕が思ったことをお伝えすること。

Kさん自身も薄々は、今の仕事を続けていては自分がダメになるということを感じていらっしゃったようですが、お話を伺うにつれて、僕自身も本当にそれを感じるようになる。

同時に、人にはそれぞれ得意分野というものがあるんだなということを再確認させられる、貴重な出来事でもあった。
また、自分が苦手な分野では、一生懸命頑張ったとしても、結果に結びつく確立が低くなってしまうんだなと言うことも、あらためて考えさせられた。

お話を伺って、最後にKさんのアンカーを特定するプロセスが終わった頃、Kさんの表情が明らかに朝とは違うことに気づきました。

すごく明るい表情をされていて、何度も何度もお礼を言ってくださった。

僕は、ただキャリアアンカーが好きで、自分もそれを経験したことで新しい一歩が踏み出せたので、もしできるなら、Kさんにそれと同じ経験をしてもらえたら嬉しいなという思いだけで一生懸命トレーナーを務めさせて頂きましたが、結果としてすごく喜んでもらえた事は、本当に嬉しかったです。

やっぱり僕は「人」にとても興味があることを再確認できたこともとても大きかった。

トレーナーとしての最初の一歩としては、まずまずの出だしだと思っていますが、もっともっと、プロとしてスキルやノウハウを高めていきたいと思っています。

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美濃焼エバンジェリスト  at 23:49

■その価格はホンモノか  このエントリーを含むはてなブックマーク

マーケティングに関わる一人として、いい加減な価格設定とか、ちゃんと考えていないくせに「価値」だとか「価格」だとか言い張って、それが当然だと言わんばかりに振る舞っている事はどうしても受け入れがたい。

本人が自信を持って「本来であれば10万円の価値があるものです」と言っているかと思いきや、「友人に話したところ3万円の価格設定でも安い」という理論になり、最後には「私の思いに共感してくれるなら、5980円でいいです」という展開になる。

本当に10万円の価値がある商品なら、理屈で言えば10万円という価格で売れるはずだし、心の底から10万円の価値があると思っていたら、そんな訳のわからない価格設定なんてできないんじゃないだろうか。

それが、なぜ10分の1以下の価格になってしまうのだろうか?
そういう売り方がマーケティングだと言い張るつもりなのだろうか。

あまり批判的な事を書き続けるのもどうかと思うので、少し話題を変えて「フェアバリューについて」書いてみたい。

今までBlogに、「価値>価格」だから良かったとか、なるべくなら「価値>価格」で物を手に入れたいと書いたけど、最近少しそれについて考えるようになっている。

というのは、「価値=価格」というフェアバリューの状態が、本来の姿なんじゃないだろうかと思い始めたからだ。

その上で、プロフェッショナリズムというのは、期待値を超えるという観点から、結果的に価値が価格を上回っている状態になっているのであって、安易に「価値>価格」ということだけを考えると、売り手の立場になった時に、変な値下げ合戦を仕掛けてしまったり、価値ある物を安売りしてしまったりする罠にはまりそうな気がしている。
買い手の立場だと、まったくもって理不尽な値下げ要求をすることにもなってしまうし。。。

消費者にとっては、同じ物が安く買えることは意味のあることだし、歓迎すべき事だと思う。
だけど、本来の価値を無視した、単なる安売りというのは好ましくないし、そういう売り方をされていることに気づかず「これは価値>価格だね」なんて思ってしまったとしたら、全然本質的じゃない。

ようするに、自分の頭でちゃんと考えて、自分の価値判断の基準であらゆるものをきちんと判断するということを、絶対に忘れてはいけないのだと思う。

その上で、価値>価格で商品やサービスが提供されていたとしたら、消費者として素直に感謝すべきだし、自分が誰かの恩恵に預かっているということを、ちゃんと理解しておくべきだと思う。

そういう意味では、学生割引とかは、本来はすごいことなんだなぁと思う。
「学生である」というだけで、ある意味誰かに価値を提供しているとも言えるし、学生であるというだけで、誰かの無言の思いやりの恩恵に預かることができるわけだから。

フェアバリューというものを、もっともっと意識しなければと思う今日この頃です。

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美濃焼エバンジェリスト  at 18:39